何を見いだすのか
『自分ができるから』という見栄を張ってしまっていて、できなかった時にすごく自分の居場所がなくなる、窮屈に思えてしまう。
そうじゃなくて誰かに『助けて』って言うこと。
それも勇気じゃないですか。
それができたらひとつ大きくなれるんだろうなと思った。
先日亡くなられた俳優さんの昔のインタビューでの言葉です。
あのときの弟を見ているようで、胸が苦しくなった。
『生きていることの方が苦しかったんだよね、、もう頑張らなくていいよ。○○は楽になれたんだもんね。そう思ってあげないと…』
そう自分に言い聞かせるように言いながら泣いていた母親の姿を思い出す。
『自然のあるところにいって気分転換をして頑張ろうと思った。やってみたけれど、やっぱりもう無理だった。ごめんなさい。』
そう手紙に書き残した弟。。
沢山のことがフラッシュバックする。
生まれること、生きること、死を迎えること。
残された者は、なぜそうなったのか理由や答え探しばかりをする。
けれど、そこに本当の答えはない。
答えは、本人の内側にのみ存在する。
私もあの日から理由を探し続けているのかもしれない…。
けれど、私たちが今できることやすべきことは、その理由探しではなく、、、
『彼らがこれまで放ってきた光。そして今も放ち続ける光』を見ていくことなのではないのかなぁと思う。
混濁の渦の中にいる今、何を見いだすことができるのか…。