誕生日

昨日は、母の誕生日でした。

母の大好きなケーキを買って、お祝いに行きました。

『今年も誕生日、おめでとう』

その言葉に、、

笑顔の反面、悲しみや申し訳なさを感じるのは

三年前のあの日から。

そう、弟がこの世を去ってしまったあの日から…。

『生』があるということは、必ず『死』がある。

『こうあるべき』『こうであるはず』

という、自分の中の当たり前や固定概念。

これが覆されたとき、心の中に大きな混乱や葛藤、そして苦しみが起こる。

しかし、あなたの思う

『こうあるべき』『こうであるはず』。

それは、本当にそうだろうか？

母の表情をみていると、

先に逝ってしまった弟への様々な想い。

そして、悲しみやこんなはずではなかった…

自分でもまだ整理のつかない様々な思いの中で、

もがき苦しんでいるように感じる。

以前、弟は母に対して

『お母さん、ごめんね。。本当にごめんね。』

そういっていた。

けれど、先日受け取った弟から母へのメッセージは、

『お母さん、もう、大丈夫だよ』。

そういっていた。

きっと弟は、魂が帰るべき場所、

同じエネルギーを放つ仲間たちのところへ

帰ったのだろう。

そこに、以前のような無機質なグレーの空間はなかった。

涙を目にいっぱい浮かべて、

弟からのメッセージを噛み締める母の姿。

そんな母の姿を写し鏡に、

また己の内側を知る。

そんな母の今年の誕生日でした。

両親、姉、そして弟。

今世、この家族の一員として生まれさせてもらった

このご縁に、沢山の愛と光を込めて、、

心から感謝です。

ありがとう。